トスカーナのソムリエ

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2008年 01月 18日

暖を取る

d0139594_21401179.jpgイタリアの暖房は、
湯沸し器のお湯をパイプで家中循環させて暖めるという
非常に非効率かつ頼りないもの。

街なかの密集したアパートメントならまだしも、
我が家のように田舎暮らしで、
オリーブ畑の中にぽつんとある一軒家では、
暖房を点けても一向に部屋が暖まる気配も無く、
気休め程度にしかならない。

しかもイタリアのガス代は非常に高く、
冬場の光熱費がどう考えても割に合わないので、
2年程前から暖房を点けるのを基本的にやめた。

代わりに我が家では冬が始まる頃になると、
木こりのおじさんから大量の薪を購入する。

一昨年は1トン、昨年は1,5トン、そして今年の冬は2トンの薪を買った。
トラックで2トンの薪を運んでくると、庭先にジャッと捲いて去っていく木こりのおじさん。

残された薪の山を、イタリア式にビジュアルも考慮して(笑)
面を揃えてテトリスのように一人で積み上げていくのはかなりの重労働。
暖かい冬の為に避けては通れない道のり、、

そして毎日使う分をリビングに運び、火を起こす。
ボタン1つで済む「暖房を点ける」という作業も、毎日余計な時間と労力を要するけど、
火の色や、薪が燃える香りは心地が良いし、夜、暖炉の前に腰掛けて本を読むのは快適だ。

それに肉や野菜や栗や、薪の上でただ焼くだけで、素晴らしいご馳走に早変わりしてくれる。




by trimpilin | 2008-01-18 21:27 | 生活


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