トスカーナのソムリエ

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2008年 11月 27日

Chianti Classico 2006 Setriolo

d0139594_21273987.jpg今日絞った庭のオリーブオイルと。

フェットゥンタ、
フィノッキオーナとソプラッサータ、
炊いたファジョーリ、
暖炉で焼いたアリスタとサルシッチャ、
雑草サラダ、
残り火で焼いたヴィッキオの栗。

心地良い赤いベリーと、やや直線的な酸。
手頃なSangioveseでありながら、
軽やかに淡く、赤く、適度に洗練された透明感。
若干狙った酸とタンニンの質。

普段飲みのキャンティとして、
満足の味と洗練。




by trimpilin | 2008-11-27 22:48 | 晩酌 | Comments(3)
2008年 11月 26日

オリーブオイル

d0139594_22145764.jpgやっと収穫を終えた庭のオリーブを積んで、
フラントイオ(搾油場)へ車を走らす。

いつもの近所の、
昔ながらの巨大な石臼フラントイオではなく、
今年はもう少し離れた、
キャンティのビオ認定のフラントイオへ。
侯爵の位を持つ由緒あるフラントイオながら、
オリーブオイルの品質の為に、最新の設備と、
ビオ認定のオリーブ畑とフラントイオを持つ。
ビオのオイルを作るには畑だけがビオでも駄目で、
近所に大きな屋敷とオリーブ畑を持つ、
歌手のスティングもここにオリーブを絞りに来る。

伝統と、最新技術と、こだわりと、誇り。
低温で丁寧に潰された今年のオリーブオイルは、
いつもよりもまた更に香り高い。




by trimpilin | 2008-11-26 18:14 | 生活 | Comments(5)
2008年 11月 25日

Pinero 1992 Ca' del Bosco

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Pretzhofの鹿のサラミと
Bolzanoの肉屋のスペック、
バルバビエトラのカネデルリ、
鶏とちりめんキャベツの煮込みと。

やや枯れた深みの中に、
干梅とドライトマトの酸と甘み。
広がりつつ伸びるも、
僅かに生じる両者のずれ。
ピークを越えて下り始める
オフビンテージの背中に、
人の歩を重ねて味わうような趣。




by trimpilin | 2008-11-25 10:08 | 晩酌 | Comments(0)
2008年 11月 22日

Bilaccio Chianti Classico 2005 Il Borghetto

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ボルツァーノの肉屋お手製のスペック、
ポルチーニのタリアテッレ、
鶏とピーマンとオリーブの煮込みと。

注いだ瞬間に喜びと期待を満たす
淡く艶やかな色調。
赤いベリーと白いスパイス。
ミント、フレッシュのタイム、
レアに焼いた家庭のアマレッティ。
若いながらも抜けた当たり。
剛を求めない柔。
力の抜けた赤いベリーの酸と甘み。
狙ったワインに使い古された言葉でない、本当のスタンスとしてのエレガンス。
ある意味でキャンティらしく、ある意味でキャンティらしからぬ、今までに無いsangioveseの表現。
まだ知られていない最良の造り手のひとり。




by trimpilin | 2008-11-22 19:58 | 晩酌 | Comments(2)
2008年 11月 21日

Cumaro 1995 Umani Ronchi

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Y君に頂いたお手製栗入りテリーヌ、
ジーナ風ストラッチャテッラ、
ボッリート・ミストと。

淡く褐色のレンガ色。
干杏、肉桂、八角、甕で寝かした紹興酒。
柔らかな抜けに、ぽってりと乾物的な甘み。
酸が出つつも、熟した甘みと旨みと共に、
ぎりぎりのところで巧く纏まる。
フィネスはやや劣るも心地良い当たりと伸び。





by trimpilin | 2008-11-21 22:07 | 晩酌 | Comments(2)
2008年 11月 20日

オリーブの収穫

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今年もまた、庭のオリーブの収穫。

冬晴れの空に梯子を掛けると、
遥か遠くに小さな花の大聖堂。

オリーブの枝をしごいていくと、

カランコロンカランコロン、
カランコロンカランコロン、

オリーブの実が梯子を転がるいつもの音。
冬の始まりを教えてくれる聞き慣れた音。





by trimpilin | 2008-11-20 22:13 | 生活 | Comments(0)
2008年 11月 18日

Rosso Faye 1991 Pojer & Sandri

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Pretzhof自家製の鹿のサラミ、
Krauterfrischkase
南チロルのハーブ入りクリームチーズ、
Milzschnittensuppe
脾臓のクロスティーニ入りブロード、
Kalbskopf 仔牛の舌と頭の煮凝り、
Crauti ザワークラウト、 茹で野菜、
南チロルで買ってきた食材と。

抜け切らず、深みの残る艶やかな褐色。モーラのソットスピリト、革、淡いスモーク、胡椒、メリッサ、メントゥッチャ。
柔らかな当たりと、舌先にチャーミングな球状の甘み。
粒子の磨耗した旨いタンニンと、カカオのほろ苦み、爽やかさすら感じる心地良いベリーの酸、
三味が淡く馴染んだ終わり味。
枯れ切らず艶を備えた熟成感。この年齢で生きてくる味わいのバランス。




by trimpilin | 2008-11-18 19:07 | 晩酌 | Comments(0)
2008年 11月 17日

Patscheiderhof

d0139594_453384.jpgやはり、山の中の家族食堂。
父が作り、母と娘が運ぶ。

南のようなオープンさではないが、
心のこもった温かなもてなしと、
シンプルで胃袋に沁みる料理。
チロルの山小屋の木のぬくもりと相俟って、
使い古された言葉だが、
家にご飯に呼ばれたような気持ちになる。
自家製のスペックにサラミ類。
余所よりもまた更に柔らかく旨いカネデルリ。
アイテムは少ないながら、
ワインへの愛情を透かして見えるワインリスト。




by trimpilin | 2008-11-17 04:27 | お店 | Comments(0)
2008年 11月 15日

Signaterhof

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働き者の夫婦が営む小さな食堂宿。
一人で調理場に立つ朴訥な主人と、
誠実な接客でもてなす女将。

美味しい普段のご飯を頂きに、
山の上まで足を運ぶ土地の人々で賑わう。





by trimpilin | 2008-11-15 15:32 | お店 | Comments(0)
2008年 11月 14日

Pretzhof

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ガンベロ・ロッソ2009で、3年連続の
トレ・ガンベリを取っている山の中のチロル食堂。

敷地内で牛を飼い、乳を搾り、
チーズを作り、ハムを作る。
素朴な郷土料理と共に、
唸るほど旨い自家製スペックや自家製チーズ。
「地産地消」という言葉が取り沙汰されて久しいが、
その更に上を行く「自産自消」。

個人的に外すことも少なくないトレ・ガンベリだが、
自分にとってはAmerigoやBoccondivinoなどと同じく、
トレ・ガンベリたる意義のある店。




by trimpilin | 2008-11-14 21:04 | お店 | Comments(0)