トスカーナのソムリエ

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カテゴリ:晩酌( 69 )


2009年 12月 28日

Marienburg 1.lage Riesling Rothenpfad 2007 Clemens Busch

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プロヴァンスの蛸のマリネ、
ストラーダ・イン・キャンティの
ビオ・ニンニクのマリネ、
ナポリのドライトマトのマリネ、
魚介のタリアテッレ、
ビステッカ・ディ・トンノ、
ペペロナータと。

仄かにグリーンがかった輝くゴールドと、ゆったりと厚い酒質。
花梨の蜜と、緩やかに金木犀、踏み潰した白い貝殻。
ほの甘い滑らかな球状と、シャープに伸びる澄み切った酸の均衡。
パターテ・フリッテを摘んだ指先のように、グラスに触れた唇の裏がいつまでも塩っぱいほどの、
旨く長いミネラルの終わり味。
温もりの中で、切られたことも気付かぬうちにすぱっと切られるような幸福感。

by trimpilin | 2009-12-28 18:40 | 晩酌 | Comments(2)
2009年 12月 26日

Frappato 2007 Occhipinti

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Bonfattiのモルタデッラと
サラーメ・エミリアーノ、
Nebrodiの黒豚のラルド、
新オリーブオイルのフェットゥンタ、
ファジョーリのクロスティーニ、
ミネストローネ、
ポッロ・アッラ・カッチャトーラと。

Pinotを想わせるほどに淡く、酒齢よりも抜けた色調。
ブルーベリーの果肉と、逆上がりをした掌のように鉄味を帯びた香りのニュアンス。
シンプルな酸味に、Frappatoらしいほの青くほろ苦いコクと、
ヨード的なミネラル感の終わり味が重なり、コンパクトながら細く長く残る。
シンプルでチャーミングな造りの中の、綺麗で感じの良い深みが、自然派として希有な繊細さ。
目、鼻、舌のちぐはぐさと、素っ気ない程の肌触り。

by trimpilin | 2009-12-26 07:43 | 晩酌 | Comments(0)
2009年 09月 05日

Trebbiano 2008 (自家消費用) Podere Poggio Scalette

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リコッタ・フリッタ、
マルティナ・フランカのカポコッロ、
ネブロディの黒豚のサラミ、
コルシカの驢馬のサラミ、
チェッキーニの黒オリーブ、
シチリアの天日干しのトマトペーストと
アンチョビのスパゲッティ、
キアーナ牛のカルパッチョと。

シンプルでクリアな果実感、
心地良いほの甘みと清涼感。
一年間自分が手塩に掛けた、
シンプルな普段飲みのテーブルワイン。

by trimpilin | 2009-09-05 07:22 | 晩酌 | Comments(0)
2009年 07月 06日

Rosso di Montalcino 2006 Stella di Campalto (San Giuseppe)

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鴨胸肉スモークのカルパッチョ、
庭のキュウリのパンツァネッラ、
仔羊塊肉の庭のハーブ包み焼き、
パターテ・フリッテ、
トルタ・デッラ・ノンナと。

淡く熟成の兆しの差し込んだ色調。澄んだ赤い果実に、時間以上の熟成を想わせる香り。
爽やかで繊細ながら深いハーブとスパイス。心地良く控えめなシナモンとカカオの甘み。
柔らかで滑らかな当たりと甘みに、酸と渋みが綺麗に馴染む終わり味。
淡く、繊細で、ピュアで、自然体。
どちらも最高のRosso di Montalcinoのひとつと言える味わいながら、
より肩の力が抜けたナチュラルな印象は、2005年ヴィンテージとはまた違った個性を見せる。

by trimpilin | 2009-07-06 03:16 | 晩酌 | Comments(0)
2009年 06月 02日

Riesling Spatlese Trocken 2007 Clemens Busch

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インサラータ・ディ・トリッパ、
魚介のピリ辛のメッツェ・リガーテ、
Tozzettiのフィノッキオーナと生ハムと
完熟赤メロン、
石臼で挽いたセミ・インテグラーレのパンと。

シャープな酸とクリアな甘みの均衡。
繊細に伸びる深く高純度のミネラル。
温かな旨みとクリスタルのような透明感。
moselの誠実で澄んだTriple"A"の生産者。

コラーゲン、辛味、肉の塩味、メロンの甘み、
天然酵母パンの酸味と旨み。
abbinamentoの裏道から合わせる。

by trimpilin | 2009-06-02 22:16 | 晩酌 | Comments(0)
2009年 05月 25日

Uis Blancis 2006 Borc Dodon

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麦とオリーブとペコリーノのサラダ、
鯛とじゃが芋のオーブン焼きと。

褐色掛かった厚い琥珀。
干杏、蜂蜜、松脂の深みとフロール香。
ポテンシャルとマチェラツィオーネによる複雑さと、
吸い込むような自然な当たり。
やや青い収斂性と刺すような酢酸が
姿を見せる終わり味。

いわゆる普通の白と自然派の白との比較でなく、自然派と呼ばれるものの中でも、
酒質、味わいの筋が、澄んだもの、そうでないもの。
そのニュアンスをある面で持ち、ある面で持たない。
深くシャープで非凡な造りでありつつ、梗由来のタンニンと刺すような酢酸の終わり味は、
個人的には、白ワインの味わいとして必ずしも好ましいと思わない。

by trimpilin | 2009-05-25 04:14 | 晩酌 | Comments(0)
2009年 05月 12日

Richiari 2007 Podere Poggio Scalette

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生アスパラガスの薄切りとマルツォリーノを巻いた
サルモーネ・アフミカートとラズベリーのビネガー、
クラテッロ、
アスパラガスとストラッキーノのソースのニョッキ、
直買いの18ヶ月熟成パルミジャーノを削った
軽く熟成させた牛肉のカルパッチョ、
庭の薪窯で焼いたパンと。

爽やかなグレープフルーツの始りから、
黄桃のふくよかさと山査子の華やかさ。
ぽってりと厚く甘い膨らみに、
ミネラルな塩気を伴う旨い酸が長く伸びる。
甘美な花の広がりとクリアな酸の共存。

by trimpilin | 2009-05-12 21:19 | 晩酌 | Comments(0)
2009年 05月 05日

Perda Pinta 2005 Giuseppe Sedilesu

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サルモーネ・アフミカートと
庭のフィノッキオの葉とミントのソース、
庭の空豆とマルツォリーノ、
サラーメ・ピカンテ、
生トマトとサルシッチャの
ラグーのリガトーニ、
リボルノ地鶏の白ワイン煮込み、
茹でたスカローラと。

抜けたグラデーションと艶やかな照りの琥珀色。
ナッツの深みとシェリーの厚みのフロール的な個性。
熱く厚く深く酸化した旨みと、甘く丸く柔らかく終わる澄んだ余韻。
個性と旨みを昇華させるフィネスの存在で、他には流されない唯一無二を貫き佇む。

by trimpilin | 2009-05-05 22:46 | 晩酌 | Comments(0)
2009年 04月 21日

Chassagne Montrachet 1er Cru Morgeot 1999 Ramonet

d0139594_2434468.jpgスペイン産トロのツナ缶と
トマトのブルスケッタ、
スカンピとフレッシュトマトの
スパゲッティ、
鮪のビステッカ、
丸ズッキーニのリピエノ、
ブッチャ・ディ・ロスポと。

深く濃く輝く、澄んだ照りの黄金色。
ポテンシャルに時が積み重ねた深みと、
厚く長い透明感。

by trimpilin | 2009-04-21 03:05 | 晩酌 | Comments(2)
2009年 04月 17日

Chateauneuf du Pape Reservee 2005 Domaine du Pegau

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粒マスタードで和えたトマトの
コンカッセとゆで卵、
庭の野生のアスパラジーニと
パルミジャーノのリゾット、
仔羊のカレとじゃが芋のロースト、
トーマとクーニャ、
ブッチャ・ディ・ロスポ、
パスティエッラと。

甘く凝縮した果実感に矛盾する淡さと繊細さ。
トラディッツィオナリスタの心地良い硬さと、アルコール感と強いスパイス。
若さの中に見える滑らかな酒質。
熟した果実の熱さの中に、フィネスの芯を併せ持つ希有さ。

by trimpilin | 2009-04-17 07:17 | 晩酌 | Comments(2)