門を開けて150ccのスクーターで仕事に向う。
オリーブ畑とブドウ畑に囲まれた道を抜け、
木々に覆われた緑のトンネルを下っていく。
小さな街を過ぎると左手に大きな修道院。
1300年代に建てられた建物の中では、
今でも修道士たちが薬草酒や香料などを作っている。
ガリレオの名が付いた道を上りきると、
丘の上のカーブの先に、
花の大聖堂と赤レンガ屋根の街並みが広がる。
ミケランジェロの名が付いた道を下り、街のふもとに辿り着く。
宝石店が連なる、街の象徴である橋を左に見ながら、隣の橋を渡り中心街に入る。
石畳を走り、ミケランジェロやマキャベッリたちが眠る教会と、ダンテの像の前を抜けて、店に着く。
感動した凄さが、自分にとって当たり前になった時に、初めて見えてくるものもある。
慣れてしまわずに、感動する気持ちを忘れない大切さもある。
どっちの気持ちも忘れずに、いつまでも成長し続けたい。
大事なのは、変わってくこと。変わらずにいること。